鳥海中学校様のご協力のもと、ラーメン給食実施!
こんにちは。花鳥風月の佐藤です。
酒田のラーメンを考える会や花鳥風月では、保育園や介護施設からご依頼をいただき、出張ラーメンを提供することがあります。
わたしは「酒田の子どもたちに酒田ラーメンを食べてもらいたい、大人になっても故郷の味を覚えていてほしい」という想いを持ち、その食育の一環として「小中学校でも酒田ラーメンを給食として提供できないか」と以前から考えていました。その想いは2018年から参加している「庄内小麦の活動」に携わる中で、さらに大きくなっていきました。
いつか酒田ラーメンを給食に!
構想から2年、ついに実現へと大きく前進しました。
日頃からお世話になっている山形大学の浦川教授にご相談したところ、酒田市の教育委員会の方をご紹介いただき、話を進めることができました。
酒田市内全小学校の酒田ラーメン給食実施を目指し、まずは鳥海中学校様からスタート!
今年の酒田のラーメンの日(10月9日付近)に、酒田市内全小学校で酒田ラーメンの給食を実施することを目標にしています。その第一歩として、今回鳥海中学校様にて、酒田市・山形大学・庄内給食センター・酒田のラーメンを考える会がチームとなり、酒田ラーメン給食の提供に取り組みました。
試作を通して浮かび上がった課題
① 酒田の麺、材料の流通
② 3時間での調理時間(前日仕込み不可)
③ 塩分濃度の制約
流通については地元の業者様と山形大学の協力もあり、全校へ指定の時間に届けることが可能ということで安心しました。さらに、業者様にも生徒数に応じたロット数の調整を快諾いただき、ご協力に感謝しております。

調理については、「どなたが作っても同じ味」を目指し、調理時間・塩分の調整には特に気を配りました。協力者それぞれがアイデアを持ち寄り、チャーシューの味の染み込み具合や、塩分の制約がある中での出汁の活用方法などを試行錯誤。魚介と動物の厚みのある旨みをバランスよく加えたスープ を作るため、細かな調整を重ねました。


いよいよ模擬提供の当日!
いよいよ当日、鳥海中学校様で市内全校給食を行うための模擬調理・提供を行いました!
時間的制約が大きい調理面を心配していましたが、給食調理のスタッフが手際よく回転釜を使い、スープ・チャーシュー、麺上げを手際よくされている姿に「この内容であれば市内全校で提供は可能だ」と手ごたえを感じました。
できあがった酒田ラーメンの味も、時間的・予算的な制約がある中、小麦や豚肉などは地元食材を使い、なかなか美味しいラーメンに仕上がったと思います。

酒田市内全小学校の酒田ラーメン給食を目指して
今年の酒田のラーメンの日に、酒田市内全小学校でラーメン給食が行うことが実現できるように、そして、1度のみで終わるのではなく、地元素材を使った酒田ラーメン給食が地元の文化になるよう、これからも力を尽くしていきます!
この記事を読んでくださっている方で、小学校給食に携わっている方がいらっしゃいましたら、今後調理などでご協力いただく方も多いと思います。その際は、何卒よろしくお願い申し上げます!
