【御礼】この度、花鳥風月鶴岡店は10周年、照月は5周年を迎えました。
令和5年12月に、花鳥風月鶴岡店は10周年、照月は5周年を迎えることができました。
こちらも偏に応援してくださるお客様、ご近所の方、ご協力企業様、スタッフのお陰でございます。厚く御礼申し上げます。
今回の記事では、花鳥風月の2店舗目となる鶴岡店と朝ラーメンに挑戦した照月について想いを綴らせていただきます。
鶴岡店10周年までの歩みと御礼
当時わたしは「酒田ラーメンを多くの人に食べてもらうシーンを創出したい」という想いを強く持っておりました。
本来はもっと早くに花鳥風月の2店舗目をオープンしたかったのですが、その計画とは裏腹に2店舗目となる“鶴岡店”が実現するまで開業から7年もかかりました。
本店の基盤を作るのに5年かかり、スタッフの育成に四苦八苦し、物件探しなど苦労を重ねた記憶がございます。
当時は酒田ラーメンが鶴岡で食べられることが話題になりまして、オープンから3か月間は毎日300人、土日は600人、とありがたいことに大変多くのお客様にご来店いただきました。
鶴岡は代表の私が営業を管理し、本店は妻に切り盛りしてもらいましたが、スタッフ共々満身創痍の期間でした。
そんな忙しい日々の中、私が仕事から家に帰ったら突然リビングに子猫がいたことに驚いた思い出があります。妻が本店の軒下で暖を取っていた子猫を拾ってきたのです。
「幼い子猫の体力で、真冬を越せそうか心配でたまらなくなった」と言っていました。
その猫は、“複数の店舗を営業する”という初めての挑戦に、満身創痍で取り組んでいた私たち夫婦に大きな癒しを与えてくれました。今ではかけがえのない愛くるしい家族の一員になっております。
3か月を過ぎた頃から鶴岡店の客足が落ちてきて、順風満々な店舗営業とは言い難い時期もあり、日々改善の繰り返しでお客様にご迷惑をおかけしてしまったことが反省の記憶としてあります。
そのような難しい時期がありながらも、鶴岡市民の皆様の温かい地域性に支えていただきながら、無事に本日まで鶴岡店を営業し10周年を迎えることができました。鶴岡市民の皆様はじめ、市外から鶴岡店にお越しくださったお客様へも感謝の念でいっぱいでございます。本当にいつもありがとうございます。
朝ラーメンを提供したいと思ったきっかけと、照月の名前に込められた想い
次は“照月”誕生に至るまでのお話をさせていただきます。
初めに朝ラーメンを提供したいと思ったきっかけは、交通機関の都合上、酒田ラーメンを提供するお店の開店時間になる前に、酒田を後にしてしまう県外のお客様に“ザ・酒田ラーメン”を食べてもらいたかったことです。(ラーメン店を含む飲食店は一般的にAM11:00オープンのお店が多いので、短期の出張や旅行で酒田にお越しの方が、食べたくても食べそびれてしまうことが多々あると聞きました)
場所は市役所や酒田を代表する建物、山居倉庫に比較的近いところ(徒歩約6分)に決めました。お店の名前を考えていたちょうどその頃、満月さんの3番弟子である秋田県象潟町にある「昇月(しょうげつ)」様が、ご高齢のためご引退をされた時期でございました。
とても明るく気さくな昇月の親方でした。酒田港に昇る太陽と月が明るく皆を照らすような温かいラーメンを作りたいという想いと、しょうげつの漢字新たに「照月」としてオープンして良いか引退する兄弟子に尋ねたところ、即答で快諾してくれました。
また、朝ラーメンを提供する店を新しくオープンする構想があることを、諸先輩にお話ししたところ
「朝のラーメン文化づくりには3年はかかるぞ」
と既に朝ラーメンを提供しているお店の店主様にアドバイスをいただきました。
私の力不足もあり、実際に「照月に行けば朝ラーメンが食べられる」ということがお客様に根付くまでに4年かかったと思っております。もし、これから朝ラーメンを提供するお店のオープン準備を進めている店主様がいらっしゃったら、「私のときは“朝ラーメン提供の店”とお客様に根付くまで、4年かかりましたよ」と、正直に伝えることといたします。
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆様のご支援のおかげで、鶴岡店は10周年、照月は5周年を迎えることができました。
鶴岡店と照月のオープンの経緯と、私の思い出をご紹介させていただきました。これらの経験を踏まえつつ、新たな挑戦を続ける私たちは、時にご不便をお掛けすることもあるかもしれませんが、その際は何卒温かく見守っていただけましたら幸いでございます。
このように私たちは、これからも酒田のラーメンへの貢献並びにおいしいラーメンの提供に力を尽くして参りますので、応援のほどよろしくお願い申し上げます。
末筆ではございますが、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
代表取締役 佐藤 勇太