べル北町で海老ワンタンメンをご提供!
こんにちは!酒田ラーメン 花鳥風月の佐藤です。
3月19日に、山形市の有料老人ホーム「ベル北町」で海老ワンタンメンをご提供しました!
「ベル北町」のイベントルームで振る舞いましたが、ブルーシートや調理器具を持ち込んで、オープンキッチンのお店で食べていただく雰囲気で行いました。
食べるまでのストーリーが見えるオープンキッチン
設備を持ち込むのには段取りが大変ですが、お客様の目の前で作ることにはこだわりがあります。
美味しい香りや作っている動きは、食欲をかきたてられますし、作る臨場感で楽しさが感じられます。
食べるまでのプロセスやストーリーを見てもらえば、「美味しそう」「楽しい」という気持ちが高まります。
だからこそ、今回のイベントでもオープンキッチンにこだわりました。
花鳥風月全体でもオープンキッチンは大切にしています。
出来上がる様子が見えるからこその「食事の楽しさ」「美味しい時間」です。
私たちの側からお客様が見えることも、とても大切です。
オーダーしたお客様の顔を見てお作りするし、待ってくださったお客様が美味しそうな表情で召し上がるまでが、ラーメン作りの全てです。
「ラーメンの味」と「接客」は5:5
お見送りのときにも、顔を見てお声かけします。
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」など、せっかく良いことを言っても、伝わらなければ意味がありません。
「言う」のではなく「顔を見て伝える」ことが、本当に大切なのです。
花鳥風月では、ラーメンの味と接客は5:5で力を入れています。味と接客、どちらかが優先になるという考え方ではいけません。
どちらかが優位に立つと一方を疎かにしてしまうという意味で5:5です。
せっかく良い味でも、作りっぱなしは絶対にダメ。「来たときよりも、幸せに」。お客様には食で満足、心で満足していただくよう、味かげん、スピード、接客の全てに力を注ぎます。
今回のイベントでは、特に近い距離でお一人おひとりの顔を見て、運んだりお声かけしたりできました。
本当に嬉しかったです!お客様との距離の近さも、イベントならではのいいところです。
ボランティアで訪問する理由
ボランティアの理由を聞かれることがたまにあります。
自分達の先輩がいてくださったおかげで、今の私達がいます。レールを敷いてくださったおかげで、私達の世代があります。
その「思い」を返したい、そんな気持ちです。
また、自分のやっていることの原点の再確認でもあります。それは「喜ばれることをしたい」というシンプルな思いです。
企業は、喜ばれなければいけません。
地域の人に必要とされなければいけません。
それにはまず、心で喜んでいただける味とサービスをご提供しなければなりません。
対価より大切なことは、お客様が心で満足してくださることです。喜んでいただいて初めて、後から対価がついてきます。
このイベントでは、お話することがほとんどなくなったご高齢の方がぼそっと「美味しい」とおっしゃったと、職員の方が驚いて教えてくださいました。
「美味しい」「ありがとう」というお相手のお気持ちが、私にとっては何より嬉しいのです。
「ありがとう」といって感謝していただけたことで、自分の存在価値が再確認できます。
そして「自分のやっていることは間違いない」という、次に向かうエネルギーにつながります。自信につながります。そして、前に進むことができます。
「喜ばれるもの」を提供してこそ。その根底があっての花鳥風月
毎日少しでもいいから、前に進む。そのために、こういったイベントは無理してでもやるべきだと思っています。
利益ばかりを追ってはならない。利益や対価を超えた「人に喜ばれるもの」を提供してこそ、その根底があってこその花鳥風月です。
このようなイベントは、継続してこそ価値があります。
継続することは、私の使命。地域の方々にお世話になっている以上、やらなければいけないことです。
そして新しい街に出店したときに、「花鳥風月がこの街にできてよかったね」と感じてもらえるような企業でありたいです。
そんな思いで、今回のイベントをいたしました。
このようなイベントは、これからもどんどんやっていきたいと思っています。
これからも、どうぞお気軽にお声かけください!